SingularityU Japan Summit

風間 博之
(技術革新統括本部技術開発本部長)
パトリック・ニュウエル
(シンギュラリティ大学ジャパンサミット代表)

パトリック

2030年〜2040年における、貴社の未来をどのように見ていらっしゃいますか?

風間

NTTデータのキープロダクトやサービスは、豊かな社会を支えるインフラの仕組みをテクノロジーで創造することです。これは2030年~2040年になっても変わらないと考えていますが、手段や形式は様々な形に変わっているかもしれません。例えば人工知能(AI)やIoTが普及した世界では、安心して使える自然なマンマシンインタフェースや、通信のセキュリティ確保、ロボットの性格設定やマスタメンテナンスなど、社会が求めるニーズにも変化が起きてくるでしょう。我々はそうした将来の世界を予見した上で、必要とされる仕組みを適切な手段で提供していきます。

パトリック

「豊かな社会を支えるインフラの仕組みをテクノロジーで創造する」について、もう少し具体的に説明をお願いします。

風間

社会を支えるインフラの仕組みとは、例えば病院における診察情報の管理、公共設備のモニタリングや異常検知、クレジットカード支払時の処理などのことです。NTTデータは、様々な分野でサービスのデータを取扱い、それらを処理するための情報インフラの構築・運用を、責任を持って担っています。

パトリック

今回シンギュラリティ大学が紹介する未来のテクノロジーの中で、これからのNTTデータのフォーカスはどこですか?

風間

最もフォーカスしているのはAIですが、AIに限らずIoT、ロボティクス、VR/AR、バイオ分野なども含め、幅広く見る必要があると考えています。NTTデータは特定の分野に専門特化した事業ではなく、社会全体を支える仕組みを担っているため、テクノロジーの適用範囲はあらゆる分野に及びます。その都度必要なテクノロジーをインテグレーションしていく必要があります。例えばブロックチェーンについては、利用価値の得られる適用領域を絞り込み、貿易金融分野などで活用を始めています。

パトリック

貴社がサミットに参加することに決められた理由を教えてください。

風間

NTTデータでは、ビジネス環境の激しい変化に合わせて、AIなどのテクノロジーを活用した新規ビジネス創出やオープンイノベーションへのチャレンジを始めています。研究開発部門では、今後を見据えた将来予見の取り組み(NTT DATA Technology Foresight)も活発化しており、エクスポネンシャルテクノロジーへの理解と挑戦をすべく、積極的に舵を取り始めました。本サミットへの共同設立パートナーとしての参画、及びコミュニティへの参加は、未来に向けて自らを変革していく決意表明の意味が込められています。

パトリック

サミットに参加することによって、何を得ることを期待されていらっしゃいますか?

風間

サミットには、志を同じにする人、イノベーションを起こしたい人が集まる場所としての価値があると思っています。参加される皆様と共に、破壊的イノベーションをもたらすエクスポネンシャルテクノロジーへの理解を深め、新規事業創出等の共創活動につなげていきたいと考えています。近年ではNTTデータ自身のリソースやポテンシャルだけでは実現が難しいことも増えてきました。本サミットが、新たなビジネス創出に向けたネットワーキング、及び将来のビジネスやサービスにおけるパートナーシップ構築の足掛かりになることを期待しています。

風間 博之/Hiroyuki Kazama

技術革新統括本部技術開発本部長

1991年、株式会社NTTデータ入社。幾つかの公共系大規模システム開発を経て、電子政府プロジェクトに参画。 その後、技術企画部門にて技術戦略策定に従事。その中で、センサネットワーク及びロボット技術に関する テーマを立上げ、様々な実証の企画開発を担当。
以降、IoTやロボティクス、AIなどの先進技術とともに、アイデア具体化を加速させる Agile開発を加えたイノベーション推進をテーマとして担当している。2016年7月より現職。
NTT DATA Technology Foresight